皆さん こんにちは。町田市森野の鍼灸・整骨院、わたなべ森の整骨院 院長の渡辺広人です。
今月から奇経八脈というちょっとマニアックな経絡についてシリーズでお伝えしていきたいと思います。
東洋医学では、私たちの体には「経絡(けいらく)」という氣血の通り道があると考えられています。
氣血は通常「十二正経」と呼ばれる12本の経脈を流れますが、氣血が充ち溢れると奇経という経絡に
流入します。奇経は放水路のように十二正経の洪水を防ぐ役割を持つと言われています。
奇経は八脈(督脈・任脈・衝脈・帯脈・陰蹻脈・陽蹻脈・陰維脈・陽維脈)があり、十二正経が臓腑に対応し、
その経絡上に専属のツボを有するのに対し、奇経八脈は臓腑との対応がなく、督脈と任脈を除いて専属のツボを持ちません。奇経は十二正経の2経またはそれ以上の経に渡ってツボを共有しています。奇経を用いて行う施術
は特徴的で、手足の上下2経のツボを用いて行います。
奇経にはそれぞれ代表穴(宗穴)がありますが、必ずしもその奇経に所属しているツボが宗穴とは限りません。
この何だかわかりにくい宗穴(八宗穴・八総穴)を組み合わせて施術を行います。
・奇経施術での八宗(総)穴の組合せ(八脈交会穴)
(衝脈)公孫 ⇔ 内関(陰維脈)
(帯脈)臨泣 ⇔ 外関(陽維脈)
(督脈)後谿 ⇔ 申脈(陽蹻脈)
(任脈)列缺 ⇔ 照海(陰蹻脈)
奇経八脈は、例えるなら「地下水脈」や「補助電源」のような存在です。
体を奥底から支え、バランスを取り戻してくれるのが奇経八脈であり、八脈交会穴なのです。
次回は衝脈と陰維脈、公孫と内関について解説します。お楽しみに♪
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東洋医学では、このような体の「滞り」を整えることが大切と考えられています。
当院では純金製の接触鍼を使った ごしんじょう療法 により体の巡りを整える施術を行っています。