皆さん、こんにちは。
町田市森野の鍼灸・整骨院、わたなべ森の整骨院 院長の渡辺広人です。
今回は奇経八脈シリーズ第3弾として、帯脈と陽維脈について解説します。
帯脈は腰腹部を帯状に1周し、縦走している経絡を連絡する役割を持っています。
帯脈の状態が不安定になると
・婦人科系の不調
・腰痛
・足腰の冷えやしびれ
・下肢の筋緊張
などの症状が現れることがあります。
帯脈の宗穴は足少陽胆経の「足臨泣」です。
陽維脈は、全身の陽経を連絡・維持し、身体の「表(ひょう)」を司ります。
足の外くるぶしから始まり、下肢の外側~側腹部~肩~顔面を通り、最終的に後頭部で督脈と交会します。
主な作用は全身の陽経を調節し、外邪(風邪など)が体表から侵入するのを防御しているとされています。
陽維脈が病むと、表証(悪寒・発熱・浮脈などの風邪の初期のような症状)が現れやすくなります。
陽維脈の宗穴は手三焦経の「外関」になります。
帯脈と陽維脈は足臨泣と外関を組み合わせて使用します。
・足臨泣(足少陽胆経 愈木穴):単独では主に耳目の不調や婦人科系疾患に使われます。
・外 関(手少陽三焦経 絡穴):単独では主に側胸部の痛み、肩の不調、解表退熱に使われます。
帯脈と陽維脈の宗穴、足臨泣と外関を組み合わせる八脈交会穴の効果は、
帯脈で横方向の不調を整え、陽維脈で体の外側を整えるという考え方になります。
帯脈と陽維脈の組み合わせは
・頭痛一般
・耳目の不調
・片側の肩こりや腰の張り
・ストレスによる胸脇苦満
・婦人科系疾患
・産後の骨盤不安定
などに使われます。
身体の不調は痛い場所だけに原因があるとは限りません。
東洋医学では、このような経絡のつながりを意識しながら身体全体を整えていきます。
当院ではこのような経絡のバランスを整える施術を行うことで、不調を改善に導きます。